大事なのは家計簿
今まで 家計簿がなくてもやりくりができていたと思う私ですが、さらに節約の必要性がでてきたとき、それは家計簿を一年を通してつけなければ見えてこないものがありました。
例えば、我が家の場合、電気代は夏が一番高くて春が一番安い。また、ガス代は、冬が高くて秋が一番安いといったことなどです。要るものは要るし、かかるものはかかる。予算内で収まっていれば大丈夫だと思っていました。
ガス代は水温が高いので、夏が一番かからないような気がするのですが、実は夏に麦茶などを頻繁にわかしていたりすると、結構ガス代はかかっているのです。
一年の平均を出すと、適切な予算が立てられます。
それまでの予算は金額の多い月に合わせていました。これでは絶対に赤字にはならないのです。しかし、それぞれ平均をだして予算を組み、予算よりも少なくて余ったお金は、多い月に回すようにしました。
ガス代の多い月は、そのことを意識しながら、ガスを節約モードで使用します。結構思ったより、節約できるのです。鍋の底の水滴を拭く。あるいは、茹でる時、水量を無駄に入れない。ガスの火の大きさに注意する。タイマーを使って必要以上にガスをつけっぱなしにしない。煮物は鍋帽子を使ってガスを使わずに余熱で調理する。また、電子レンジをうまく活用することなどです。
ガス代の高い時だけでもこのことに気をつけると、成果はすぐにガスの使用量を見て確認できますよ。1、2か月頑張れば、あとは結構意識しなくても節約モードが 習慣づいているから平気です。ガス代の安い時期には 少々失敗しても「あっ、もったいなかったな」くらいでさらりと流し、ストレスを溜めないことです。
食費は削りようがないと思っていた私でしたが、実際には家計簿をつけ始めてからはそれまでの3分の2ぐらいでおさまっています。
食費といっても我が家の場合は消耗品も含みます。スーパーやドラッグストアーで同時に買うことが多いので一緒にした方が管理しやすいからです。
とにかく各々の底値を把握し、できるだけ底値に近い値で買うことを心掛けました。
最近、500円以上とか、1000円以上お買い上げのお客様という条件がついていることが多いですが、この場合はスルーします。そのために要らないものを買ってしまうことになるからです。あくまでも単品でも購入できる目玉商品はゲットします。
そこで買い物は東へ西へと走り回ることになるのですが、その場合、自転車を利用します。ガソリンを使っては倹約にならないですから。
そして家にある在庫の数をきちんと調べて買い過ぎて賞味期限が切れたりすることのないよう、また必要にせまられて高い値段のものを買わなくて済むようにしました。年齢的に物忘れもあり、同じものをまた買ってしまったってことよくありましたので、在庫表の効果は大きいですね。
家計簿をつけていなかった時と今では、生活費は半分以下になりました。ここまでくると節約生活も極めたくなりました。やりくりをするってことと節約をするってことは違うのです。
実際、家計費を抑える必要ができて始めたことなのですが、ここまでできるとは予想外でした。
家計簿がなくてもやりくりはできますが、「節約生活」を心掛けるにはやはり家計簿は必要です。どこを節約すればよいかが、わかってくるからです。
一年を通して家計簿をつけるようになって 今年はまだ3年目です。
でも、私の場合、30年かけてようやくたどり着いたって感じですから、それぞれの方法でストレスを溜めず、自分流を見つけることが楽しい節約につながるように思います。