借金をする前に周囲に相談
借金を無駄に重ねないために重要なことは、何のために借金をしたのかをもう一度振り返ることではないでしょうか。
ほしい物のためなのか、お金を増やすためなのか、人にだまされたのか、何かしら原因があるはずです。
振り返るのは、たいへんつらいこととは思いますが、同じ原因でお金を借りることを繰り返していませんか。
まず原因をしっかり理解して、繰り返さないことがたいへん重要です。
また気をつけなければいけないのは、借金を返すためにまた借金が必要になることです。おまとめローンなどの金融商品はありますが、これも借金ですよね。
人は普段なら大きなリスクを犯してまで新しい事に手を出さないのですが、借金をしていると返すことが先にたち思わずリスクがあるものを受け入れがちになります。
また貸すほうもその真理を巧みに利用して、条件をつけてさらに借金させるようなことを巧みに提案してきます。
大きな悪気はないのかもわかりませんが、今度こそ成功して借金を返済しというところに漬け込まれるわけです。
だから借金を重ねないためには、強い自制心が必要です。
お金を貸すほうの立場になると金利で儲けるのですから、借金してもらわないと儲からないのです。
また、短期間に返済されてもあまり儲かりません。
長い間、金利を取り続けることが儲けであって、すぐ返されれば新たな顧客を探す必要があるのです。
年間18%の金利だとほぼ6年で元金は返ってくるので元金が返るまでは、貸したいのが本音でしょう。
お金儲けといってあなたに借金を迫るのは、ほとんどの場合あなたのお金は増えなくて、貸す方のお金が増えるのです。
お金を借りる人は、貸す方の立場もよく理解しておくことが、簡単に借りなくなる秘訣です。
また、借りたい人はお金を借りることしか考えていませんので、いわば熱くなっています。
借りれれば、悪条件でもお金がないという苦しみから解放されて天にも昇る気持ちとなります。
だから、家族や友人といった自分以外の人に話を聞いてもらうことも重要です。
恥ずかしさと少しの時間を捨て、思い切って、状況を相談してみましょう。
状況を相談するというのは、お金を貸してくれとか保証人になってくれという話ではなく、新しい借金に対して参考意見を聞くのです。
案外、いいアドバイスをもらったり、貴重な体験談を話してくれるかもわかりません。
私たちが考えている以上にお金の苦労をしている人たちは多いからです。
そうでない場合は、あなたへの態度からその友人の本質が、見えるかもわかりません。
とにかく冷静になることが必要で、どんな悪条件でも借りてしまう、振り込み詐欺にあっているような状況であることを理解してください。
そして、今後の返済計画を冷静に考え、できることをコツコツしていくことが、返済の近道となります。
どんな借金にせよ、命までは持っていかれないので、冷静に将来を考えることが必要です。
借金を無駄に重ねることは、愛されている人々への裏切りともなります。
ですから、借金を重ねる際には、自分が一番愛している家族のことなどを考えることもすごく重要でしょう。
自分自身がどうなるかよりも愛している人たちが不幸になることのほうが、心の負担が大きくより大きな歯止めとなります。
借金の連鎖をとめることは、簡単なことではなく最終的には、愛の力と強い心が必要となるのことを覚えていてください。